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自殺や他殺など亡くなった人が出てしまった事故物件。
「早く手放したいけど直接買取ってもらうか、仲介して買主を探してもらうか迷っている」という方は多くいるかと思います。
また、なるべく早く高い価格で事故物件を売る方法を知りたい方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、事故物件を買取ってもらうメリットやデメリット、業者の選び方、高く売るコツについて解説しました。
価格の相場や買取手順もまとめているので、実際に今から行動する方はぜひ参考にしていただいて、高くスムーズに事故物件を買取ってもらいましょう。
事故物件の買取は可能？
事故物件は再活用するのが難しいため、買取ってもらえないと考えている方は多くいらっしゃいます。
実は事故物件でも買取ってもらうことは可能です。
ただし、悪いイメージを抱く方は多いため、通常の物件よりは売れにくい事実はあります。
また、事件などで人が亡くなった事実を買主に告知する義務があるため、事故物件である旨を隠して売ることはできません。
事故物件をなるべく高くスムーズに買取ってもらうためには、業者選びのコツを身に付ける必要があります。
事故物件を買取業者に依頼するメリットやデメリットを理解したうえで、納得できる方法で買取ってもらいましょう。
事故物件はいくらで買取ってもらえる？
事故物件の買取価格の相場は、通常物件に比べると安くなるのが一般的です。
通常物件の場合でも、その一軒一軒によって、土地や建物の大きさや周辺環境、日当り、前面道路の幅員などが異なりますので、買取り査定金額も変わってきます。
事故物件の場合は、事故の内容な死因、心理的に与える影響の大きさによって価格が左右されます。
通常の物件と同じように売却できるケースはほとんどありませんので、金額が安くなる覚悟は必要です。
買い手によって受け取り方は異なってきますが、自殺や他殺など、住むことに抵抗を感じる人の方が圧倒的に多くなり、事件性や話題性の大小により買取価格にも影響を与えます。
事故物件買取のメリット
ここからは、事故物件を買取ってもらえるメリットをまとめました。
できるだけ早く事故物件を売却したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
瑕疵担保責任（契約不適合責任）の免責
不動産会社に直接買取ってもらうことの一つ目のメリットは瑕疵担保責任の免責です。
瑕疵担保責任とは、土地や建物の見えないところの不具合や欠陥などのことを指します。
仲介で売却する場合は、物件引渡し後３か月間は物件に不具合が発生した場合に、売主が修復したり、損害金を支払ったりしないといけないケースがあります。
これが不動産会社に直接に買取ってもらう場合は、その物件に見えない部分の不具合や欠陥があったとしても売主は責任を負う必要はありません。
個人から個人に売却する場合は、消費者保護の観点からも引渡し後も責任を負う必要がありますが、個人から不動産業者に売却する場合、相手はプロなので引渡し後の責任を負う必要がありません。
売ったあとの不具合や欠陥が起こったとしても責任は負わずに済むため、事故物件を売却する際は尚更安心できます。
不動産会社に仲介してもらって売却した場合は、事故物件に不具合が見つかると買主から契約解除や損害賠償の請求をされる場合がありますが、不動産会社に買い取ってもらった場合はその心配は不要です。
せっかく事故物件を手放せたと思っても、知りえない土地・建物の不具合によって契約解除や損害金を支払わなければならないことは避けられた方が賢明かと思います。
物件の価格が下がりにくい
物件の価格が下がりにくい点も、専門業者に買取をお願いするメリットのひとつです。
事故物件を活用できるノウハウが少ない不動産会社の場合、買取っても安い価格でしか買主を見つけられません。
そのため、物件の買取価格は下がる傾向があります。
しかし、専門業者であれば事故物件の活用方法に長けているため、物件の価値が落ちず価格も下がりにくいのです。
できるだけ事故物件の価格を落とさずに買取ってもらうには、直接買取の専門業者を選びましょう。
手続きを代行してもらえる
事故物件を専門にしている買取業者の中には、相続手続きなど面倒な手続きを代行してくれるところもあります。
亡くなった方が名義人の物件を売買する際は、相続手続きをして名義を変更しなければなりません。
他にも、遺品整理などやるべきことは多く、売却までに時間を要するケースが多いのです。
そこで、司法書士と連携していたり遺品整理士が在籍していたりする専門業者を選べば、物件の買取までスムーズに進められます。
「忙しくて買取までの準備ができない」「できるだけ早く事故物件を手放したい」と考えている方は、専門の買取業者に依頼しましょう。
なお、弊社では相続診断士や遺品整理士が在籍しており、司法書士との連携も行っております。
相続手続きや遺品整理はお客様の方で手配する必要はありませんのでご安心ください。
物件を再生できる
専門の買取業者であれば、事故物件を新たな物件として生まれ変わらせるノウハウがあります。
そのため、不動産会社などに断られた物件でも買取後に活用できる可能性が高いため、どんな事故物件も積極的に買取っているのです。
買取って終わりではなく、実績とノウハウから物件を求めている方に最適なものを提供できる強みもあります。
一度手放した物件でも、新たに生まれ変わって活用できるとわかると、後ろめたさを感じづらくなるでしょう。
現金がすぐ支払われる
事故物件を買取ってもらってすぐに現金が受け取れるのも、買取業者に依頼する大きなメリットのひとつです。
不動産会社を仲介する場合は買主を探す必要があるため、支払われるまでかなりの時間を要するケースも。
買取業者なら仲介せずに直接買取ってもらえるので、買主が見つかりづらいような事故物件でもすぐに現金化できます。
「なるべく早く事故物件を手放して現金化したい」という方は、買取業者に依頼するのが最適な方法です。
事故物件買取のデメリット
次に事故物件の買取におけるデメリットをお伝えします。
メリットとデメリットの両方を把握したうえで買取方法を検討しましょう。
業者によっては手間がかかる
買取業者を名乗っていても、直接買取ではなく仲介するだけの業者もいます。
直接自社で買取ができない仲介業者に依頼すると、売却前のリフォームや物件の買主への対応をしなければなりません。
また、仲介手数料も発生するため、買取ならではのメリットを感じられなくなるのです。
直接買取ってくれる業者なら、リフォームや買主への対応は不要で、仲介手数料もかかりません。
事故物件の買取を検討中なら、仲介業者ではなく自社で直接買取ってくれる業者かどうかチェックしたうえで依頼しましょう。
買取価格が安くなる可能性
事故物件を買取業者へ売却する場合、不動産会社に仲介してもらって買主を探すよりも、価格は安くなる可能性があります。
買取をお願いする場合、基本的にはリフォームしないまま引き渡す代わりに、業者がリフォームを行います。
そのため、買取価格は業者が支払ったリフォーム費用を差し引いた価格になるのです。
一方で仲介を依頼する際は、あらかじめ所有者はリフォームしなければなりません。
リフォームをしたきれいな状態の物件に価格を設定するため、買取業者が提示する価格よりも高くなりやすいのです。
ただし、所有者が支払ったリフォーム費用が上乗せされただけの可能性もあるので、買取業者の価格が一概にも安いとは言い切れません。
事故物件の買取業者の選び方
ここでは、事故物件の買取業者の選び方をご紹介します。
業者ごとに買取実績や行政処分歴を見たり、事故物件を専門に取り扱うところを選んだりするとトラブルなくスムーズに進められるでしょう。
実績を見る
事故物件の買取業者を選ぶ際は、ホームページなどに記載されている過去の買取実績を参考にしてみてください。
ホームページを確認したときに、お持ちの事故物件と同じような物件の買取事例があれば安心してその業者に頼むことが可能です。
あわせて実績を公開した日付や更新ペースも確認することで、事故物件の買取を積極的に実施してるかどうかもわかります。
反対に過去の買取実績を公開していない、または少ない業者は、事故物件の買取が得意ではない可能性が考えられるでしょう。
買取業者を選ぶ場合は、過去に事故物件を買取った実績があるかどうか確認してみてください。
事故物件の専門業者を選ぶ
事故物件を専門に買取ってくれる業者を選ぶと、適正価格で査定してもらえ、スムーズに買取まで進めることが可能です。
専門業者は買取後の事故物件を活用するノウハウがあるため、安い価格で買取られる心配がありません。
また、事故物件を買取るには遺品整理や相続手続きなど、通常の物件の売却よりも手間がかかります。
事故物件の買取経験の少ない業者よりも専門にしている業者の方が、手順に詳しくスムーズに進められ完了までの時間は短く済むのです。
事故物件を専門に取り扱う弊社では、遺品整理や相続手続きを代行することが可能です。
時間をかけずに事故物件を売却したい方は、ぜひご相談ください。
行政処分歴をチェックする
信頼できる業者かどうか確認するためには、あらかじめインターネットで買取業者の行政処分歴をチェックするとよいでしょう。
行政処分の対象になるのは、宅地建物取引業法に違反した場合です。
つまり行政処分歴があるということは、法律を守らない、またはミスが多い業者であると考えられるため注意しましょう。
弊社はセンチュリー21グループの厚い信頼をいただき、これまで大きなトラブルに発展したケースはございません。
ぜひ安心してご依頼いただければと思います。
「担当者と話をして対応を見たい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
情報漏洩に配慮してくれる業者を選ぶ
事故物件の買取を依頼する際は、情報漏洩に配慮してくれる業者を選ぶことも重要です。
事故物件を売却することが周囲に知られると噂の的になってしまい、肩身の狭い思いをすることも多くあります。
仲介業者ではチラシやサイトに物件情報を載せて購入希望者を探すため、近隣住民に知られるリスクは大きいのです。
プライバシーに配慮してくれる業者なら、お客様の情報が社外に漏れないような対策が取られています。
弊社でもセキュリティ体制はもちろんのこと、査定や買取のやり取りを見られたくない方のために、目立ちにくい服装や車で向かうように対策しております。
周囲へ知られる心配を感じずに、ストレスなく売却することが可能です。
事故物件を高く買取ってもらうポイント
通常の物件と比べて価格が落ちやすい事故物件。
そのため、なるべく高くで買取ってもらいたいと願う方は多くいるかと思います。
この章では、事故物件を高く買取ってもらうためのポイントについて見てみましょう。
直接買取ってもらう
事故物件を高く買取ってもらうためには、直接買取ってくれる業者を選ぶとよいでしょう。
仮に仲介業者に売る場合は、買主を見つける必要があるため、住みたがる人が現れずに売れ残ってしまうケースがほとんど。
人気のない物件を売却するためには、価格を落とすしかありません。
しかし、直接買取ってくれる業者なら買主の有無は関係ないため、価格が下がるリスクは少なく済むのです。
また、事故物件の買取経験の少ない一般的な不動産会社よりも、事故物件専門の買取業者を選ぶとさらに高く買取ってもらえる可能性が上がります。
事故物件の専門業者は、買取後の活用ノウハウに長けているため、安い価格で買いたたかれることがないのです。
あらかじめ相場を調べる
事故物件をなるべく高く売るためには、買取価格の相場をあらかじめ調べることが大切です。
相場を知っておくことで、安い価格で買いたたかれるリスクを下げられるからです。
事故物件の買取を積極的に実施する業者は少なく、一般的な不動産会社に頼むと安価で買いたたかれることもあります。
そこで、あらかじめ相場を調べたり、複数社から見積もりをもらったりしておけば、提示された価格が不適正であることに気付けるのです。
事故物件を高く買取ってもらうために、価格の相場は把握しておきましょう。
事故物件買取の流れ
では実際に事故物件を買取ってもらう流れを確認しましょう。
主な流れは以下の4ステップです。
- お問い合わせ
- 無料査定・相談
- 売買契約の締結
- 決済・引き渡し
各ステップの詳細を順番に解説していきます。
①お問い合わせ
まずは、お電話やメール、LINEにてお問い合わせください。
お急ぎの場合は、お電話にてご連絡をお願いいたします。
遺品整理や相続手続き、ハウスクリーニング、リフォーム工事は代行いたしますので、お客様にて事前に手配する必要はありません。
②無料査定・相談
弊社では物件の相談、査定を無料で行います。
また、経験豊富な査定のプロが対応いたしますので、安心してお任せください。
調査内容をもとに適正な買取価格をご提示いたします。
③売買契約の締結
業者の選定や物件の査定が完了した次のステップは、売買契約の締結です。
物件の所有者と買取業者の双方が査定額や条件に納得したうえで、契約書にサインや押印を行います。
契約内容は必ず目を通していただき、不明な点は弊社の担当者にご相談ください。
④決済・引き渡し
契約が成立しましたら、決済・引き渡しを行います。
お急ぎの方のために、事前にお伝えいただければご成約のその場ですぐに現金化が可能です。
事故物件を引き渡したら、その後買主に対する心理的瑕疵への責任を問われることはありません。
事故物件の買取が可能か相談しよう
今回は、事故物件を買取ってもらうメリットやデメリット、業者の選び方、高く売るコツについて解説しました。
事故物件を早く手放したい方には、仲介業者に買主を探してもらうよりも、直接買取ってくれる業者に依頼する方法がおすすめです。
ただし、事故物件を活用するノウハウが少ない業者には、安い価格で買いたたかれたり、買取自体を断られたりすることもあります。
あらかじめ、買取実績や行政処分歴を確認のうえ、事故物件の買取が可能かどうか相談してみましょう。
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