不動産の持分だけ売りたいという依頼がありました。
持分のみの購入は一般の不動産会社では行っておらず、弊社でも購入実績はありますが、条件としてある程度、市場価値の高い場所でないと購入できません。理由としては裁判や弁護士費用など、先が見えない経費が必要な為です。もちろん最終的に紐解けない場合のリスクもはらんでいます。
最近の一例ですが、依頼者(相続予定人):持分1/2、共有者:持分1/2の物件で共有者が長年に渡って住んでいる状態でした。その共有者が室内で自殺を図られました。依頼者は相続人で、親である被相続の更に親が離婚や腹違いなどの複雑な経過を得て、結果的に血縁関係でもなく、会ったこともないような方と共有する事となりました。さらに、その亡くなった共有者は遺言で別の方に不動産を遺贈する遺言を残しておりました。より複雑な状態でした。
依頼者は、そのような複雑な権利関係の状態を保つことに不安を感じられた様子で、場所は比較的、不動産価値の高いエリアであったので大手の不動産会社に数社相談されたましたが、取り合ってもらえず弊社のサイトをご覧いただき、ご依頼いただきました。
調査のうえ、弊社で引き取らせていただきましたが、なかなか大変な状態なので解決までは少なくとも2年以上は掛かるとみており、現在も進行中です。
弊社では、このような複雑な物件でも買取りしております。
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