以前勤めていた住宅会社での出来事です。
新人の頃に担当させて頂いたお客様でした。ベンツの営業マンでした。
50代の非常に温厚な方で、楽しく打合せをさせて頂きました。
その後、着工工事が始まったのですが、ありえない事に外壁の色と屋根の色が間違えており、全く違う色を施工してしまいました、、。
当然買主様は激怒し、今すぐやり直してくれ 工期も伸びるから金額も値引いてくれ と要求されました。
結局、会社としてはもちろん外壁の施工をやり直し値引きでの対応で収める事となりました。
ただ、その一件からというもの買主様の目がかなり細かくなり、少しの不具合にも細かく注文をつけてこられました、、
毎日のように電話やメールで連絡があり、引き渡しまでは本当に憂鬱な日々でしたが、出来る限りお客様を訪問等し接触を心掛けておりました。
無事に引き渡しも終わり、もう今後は関わることがないだろうなと思っていると、そのお客様から自宅に招かれて、ご飯やお酒をご馳走して頂きました。
話を聞かせて頂くと、「おれも営業をしているからミスは当然ある、大事なのはその後どう対応するか。逃げずに対応してこの営業マンは信頼出来ると思った」とおっしゃって頂きました。
結局そこから、数名お客さんをご紹介して頂きご飯もよくご馳走して頂くような関係となりました。
転職する際も応援してくれて、今でも非常に印象に残っているお客様です。